透析
透析治療


オンラインHDF
当院の透析装置は全台オンラインHDFに対応しています。
前希釈オンラインHDF、後希釈オンラインHDF、間歇補充型オンラインHDFを患者様に合わせて施行しています。
オンラインHDFは従来の透析に比べて、透析中の血圧低下防止、かゆみの軽減、貧血や栄養状態の改善など様々な効果が期待できます。
またオンラインHDFには不純物を含まない超純粋透析液が必要であり、当院では臨床工学技士が水質検査を実施し、水質の管理を徹底しております。
透析システム
全自動コンソール、電子カルテ、東レ社製人工透析管理システムを導入。
効率化により患者様の声に耳を傾ける時間を増やすよう努めています。
ゆったり過ごせる空間
幅の狭い治療用ベッドではなくゆとりある幅のベッドを採用しています。
またベッド間隔もゆとりをもって設置しています。
快適に過ごしていただくために
全ベッドにアーム式液晶テレビを設置し地上デジタル放送とBS放送をご覧いただけます。
また無料Wi-Fiを設置しています。
スマートフォン、パソコン等をお持ちいただければインターネットに接続できます。
シャント管理
エコー検査
バスキュラーアクセス(シャント)は透析患者様にとって命綱です。
シャントを長く使い続けるには適切なタイミングで専門医の診察、治療を受けることが大切です。
当院では全患者様に3ヶ月毎にエコー検査を行っております。
また、医師の判断でさらに高頻度で検査を行うこともあります。
このように日々シャントの状態をチェックし、シャントトラブルの早期発見に努めています。
エコーガイド下穿刺
透析治療に穿刺は欠かせないものですが、穿刺は患者様にとってストレスの上位になっています。
また、それと同時に穿刺するスタッフのストレスの上位にも常に上がっています。
穿刺の失敗が減るとお互いのストレス軽減になります。
近年、超音波画像で血管を視認しながら穿刺をする「エコーガイド下穿刺」が普及していて、当院でも行っております。
エコーガイド下穿刺を習得した穿刺者の成功率は99.5~99.8%であり、ほぼ100%です。
このように患者様の穿刺ストレス軽減に努めています。
合併症対策
フットケア
ほんの小さな足の傷や深爪、水虫によるびらん、角化した足の亀裂から細菌が侵入して感染を起こします。
当院では足のトラブルの予防、早期発見を目的として看護師が毎月フットケアを行っています。
患者様の足を大切にできるよう足を守るサポートをさせていただきます。
栄養相談
透析生活において、食事は大変重要です。当院では管理栄養士による栄養相談を行っております。実際にお食事を準備するご家族とお話しすることにより、食事と栄養のサポートを行っております。
充実した検査設備、他科受診
院内にて各種検査を行い、合併症の早期発見、治療に努めています。
送迎サービス
ご自宅までの送迎サービスを行っております。
車椅子の方もご利用可能です。お気軽にご相談ください。
災害対策
非常電源と貯水槽を備え、災害時でも透析治療を受けられるシステムを構築しております。
またスタッフ対象の災害訓練を毎月、患者様参加型の訓練を年3回ほど行い災害に備えています。
学会活動
第70回日本透析医学会学術集会学術集会・総会(2025年)
- 透析室におけるVA管理~エコー導入から教育,運用まで~
- 低栄養患者に適したリクセルの治療条件
- 継続的に行う災害訓練~第2報~
第69回日本透析医学会学術集会学術集会・総会(2024年)
- 継続的に行う災害訓練
- β2-MG除去カラムフィルトール使用時にアナフィラキシー様症状を呈した一例
- β2-MG除去カラムリクセルと吸着型血液浄化器フィルトールの溶質除去特性比較
第68回日本透析医学会学術集会学術集会・総会(2023年)
- 低栄養の高齢患者にPMMA膜を用いたIHDF +リクセル併用を施行した1症例
第67回日本透析医学会学術集会学術集会・総会(2022年)
- 無症状でバセドウ病を発見された維持透析患者の一例
